ステキな名前がたくさん

ステキな名前がたくさん

夜を越してしまった月を見たことがありますか。本来なら夜空に浮かぶはずが、夜を過ぎてもまだそこにある月。幻想的な風景に惚れ惚れしながらも、当の月は場違いだと感じ戸惑っているのではないかと心配してみたり。

本当にステキな名前ですよね、但島屋老舗の「夜越の月」というお菓子。このお菓子は、2002年に開催された第24回全国菓子大博覧会で、大臣栄誉賞を受賞した実績の持ち主でもあるんです。真っ白な淡雪の中には、刻み栗入りの餡。その姿は淡雪のイメージでもありますが、夜を過ぎた空に浮かぶ白い月にも見えますよ。餡もさることながら、淡雪が美味しいと評判です。

但島屋では夜越の月だけじゃなく、見た目も名前もステキで目にも耳にも楽しめるお菓子をいろいろ作っています。

三日月の形をした『三笠野』は但島屋が創業したときからの代表銘菓。奈良の三笠山「春日野」にちなんでこの名がつけられたようですよ。小麦粉で作られた香ばしい皮もさることながら、注目は自家製のこし餡。よく練られたというだけありとても滑らかで、昔ながらの味わいにはホッとひと息つく思いです。

竹田市の銘菓でもある『荒城の月』の見た目は、夜越の月とそっくり。夜越の月と同じく周りは淡雪羹なんですが、中身が違い栗入り餡ではなく黄味餡が入っています。三笠野と荒城の月は、詰め合わせとしても売られていますよ。

淡雪がお好きなら一度『岡の雪』も味わってもらいたいもの。これは、但島屋創業170年を記念する銘菓で、淡雪が特殊な方法で乾燥させられているんです。口の中に入れれば、とても不思議な食感との出会いが待っています。

但島屋の『はるていす』は、東京でも話題になっていました。ハルテイスとは幻とされる南蛮菓子で、但島屋が試行錯誤を繰り返してようやく商品化にたどり着けたんだとか。六本木のサントリー美術館で限定販売されたときには、はるていすを買うために再び訪れる人もいたほどの人気ぶりだったようですよ。

『画聖』は、大納言・白小豆・白豆の自家製餡で作られた羊羹で、かぼす味・栗入り小倉・柚味の3種類があります。とてもオシャレな形で包まれており、贈り物にも喜ばれそうです。ちなみにこの名前は、田能村竹田先生を偲びつけられたようです。

正真正銘のロールケーキを求めて

このところ、ロールケーキはフォークじゃなくスプーンで食べることが増えていました。というのも、クリームの量が増えたロールケーキばかりを食べているから。一面に白いものが広がった様子は、まるでクリームの湖。ロールケーキは生地でクリームを巻いたものという常識が覆されています。

メインはクリームで、生地はそれがこぼれないように添えられている感覚。どこもロールされていないので、正確にはロールケーキというより「巻けないケーキ」あるいは「巻かないケーキ」と言えますね。

スプーンで食べるロールケーキが登場したときは、電車男風に言えば「キターーー!!」、松田聖子さん風に言えば「ビビビ!」でした。でもキタ電車はいずれ通り過ぎてしまう。ビビビは瞬間的なものの場合もある。今でもすっかり通り過ぎてしまったわけではないし、ビビビと来ることが全くなくなったわけでもありません。

だけどどこまで行っても終わらないクリームの中を何度も漕いでいると、ちょっとスポンジ生地が恋しくなってみたり。たまにはクリームがちゃんと生地でロールされたロールケーキが食べたいなぁ。

鉄人坂井宏行さんのロールケーキは、まさに私が今求めるもの!生地とクリームをバランスよく楽しめる、ロールケーキと呼ぶにふさわしい形。その上ベーキングパウダーの力に頼ることなく、鉄人の卓越した技術で焼き上げているんですって!卵の風味が優しい生地は、ふんわりしっとり♪甘さ控えめのクリームとよく合い、シンプルで飽きのこない味わいだと大人気!

生地を作る材料は地鶏の新鮮卵、グラニュー糖、そしてわずかな粉。ベーキングパウダー不使用もさることながら、粉がわずかだという点にも注目ですね。卵の割合が多い分、地鶏の新鮮なものにこだわっているのでしょう。どこかカステラを思わせるスポンジは、こどもやお年寄りにも好まれそうです(^^)

鉄人の卓越した技術のもとで作られたロールケーキなのだから、お値段も結構なものなのでしょう。そう簡単に手を出せない金額を覚悟していたら、24cmは1,150円とリーズナブル!12cmのハーフサイズは630円で、量も値段もさらにお手ごろですね(^^)これならそんなに気負うことなく、気軽に味わえそうです♪